4/12日に総務省から令和5年10月1日の人口推計が公表されていますが、令和4年10月1日の数字を用います。

(1)高齢化率は29.0%
我が国の総人口は、令和4年10月1日現在、1億2,495万人となっている。65歳以上人口は、3,624万人となり、総人口に占める割合(高齢化率)も29.0%となった。
65歳以上人口を男女別に見ると、男性は1,573万人、女性は2,051万人で、性比(女性人口100人に対する男性人口)は76.7であり、男性対女性の比は約3対4となっている。
65歳以上人口のうち、「65~74歳人口」は1,687万人(男性807万人、女性880万人)で総人口に占める割合は13.5%となっている。また、「75歳以上人口」は1,936万人(男性766万人、女性1,171万人)で、総人口に占める割合は15.5%であり、65~74歳人口を上回っている。

では、その推移を見ますと・・・

● 9,000万人を割り込む総人口
我が国の総人口は、長期の減少過程に入っており、令和13年に人口1億2,000万人を下回った後も減少を続け、令和38年には1億人を割って9,965万人となり、令和52年には8,700万人になると推計されている(図1-1-2)
● 2.6人に1人が65歳以上、4人に1人が75歳以上
65歳以上人口は、「団塊の世代」が65歳以上となった平成27年に3,379万人となり、「団塊の世代」が75歳以上となる令和7年には3,653万人に達すると見込まれている。その後も65歳以上人口は増加傾向が続き、令和25年に3,953万人でピークを迎え、その後は減少に転じると推計されている。総人口が減少する中で65歳以上の者が増加することにより高齢化率は上昇を続け、令和19年に33.3%となり、国民の3人に1人が65歳以上の者となると見込まれている。令和25年以降は65歳以上人口が減少に転じても高齢化率は上昇を続け、令和52年には38.7%に達して、国民の2.6人に1人が65歳以上の者となる社会が到来すると推計されている。総人口に占める75歳以上人口の割合は、令和52年には25.1%となり、約4人に1人が75歳以上の者となると推計されている。
65歳以上人口のうち、65~74歳人口は「団塊の世代」が高齢期に入った後に平成28年の1,767万人でピークを迎えた。その後は、増減を繰り返し、令和23年の1,736万人に至った後、減少に転じると推計されている。一方、75歳以上人口は、増減しつつ令和37年にピークを迎え、その後減少に転じると見込まれている(図1-1-2)
● 現役世代1.3人で1人の65歳以上の者を支える社会の到来
65歳以上人口と15~64歳人口の比率を見ると、昭和25年には65歳以上の者1人に対して現役世代(15~64歳の者)12.1人がいたのに対して、令和4年には65歳以上の者1人に対して現役世代2.0人になっている。今後、高齢化率は上昇し、現役世代の割合は低下し、令和52年には、65歳以上の者1人に対して現役世代1.3人という比率になると見込まれている(図1-1-2)