日本の医療制度の仕組みで病状が出ると、まずは街のお医者さん、所謂『かかりつけ医院』に行く事になるのですが、寄る年波で様々な診療科にお世話になってきている私ですが、皆さんはどうでしょうか?歯・眼科・泌尿器科(これは指定難病領域)・皮膚科その他、、整形(リハビリとか)・整体、まぁ書き出したらキリがありません。そんな中、今、街のそのような医院が「これ おかしくなっているのでは?」と、思わざるを得ないシーンに、ぶち当たる時があるのです。ドクターを含めたモラルと言いますか、これだけ患者とドクター・医療従事者とのコミュニケーションが重要視されている中で、今だ旧態依然とした体質を維持したままの営業を継続しているところが、、いやいや、ホントあるのです。ある意味、日本の医療制度に守られているからでは?と思ってしまいます。図にしてみました。
結局のところ、患者の意見収集やフィードバックを積極的に推し進め、それをサービス向上、改善のための情報源として活用する、、その基本的な事が疎かになっているから、上図左側になってしまいます。書いても仕方がないかもしれませんが、『あるある事例』の共有も大切かな?と思うので書きます。そういう医院さんは、日々の診察をこなしていく、、重篤になれば大病院へ紹介し、寛解になったら返してもらえる。な~んて、考えてられるのかそうでないのかは、ドクターに聞いた事が無いので分かりませんが、まぁ~上手い仕組みを構築したもんだなと、、思っています。
書きました、サービス向上の為に患者の意見収集やフィードバックを積極的に行い、それを改善のための情報源として活用することは本当に大切と思います。大きな病院には『ご意見箱』みたいな物がありますが、小さなところには私は見たことがありません。ネット上での口コミ情報で、的を射た書き込みは読んだことがありますが、それすら、埋もれているのが現実です。特に高齢者の皆さんには情報収集は無理というもんです。ですので、各々の病院の自浄努力が必要になってくるのです。何か、、医療制度の中に盛り込む必要があるのかもしれません。でないと、被害を被るのは患者オンリー(国もそうかもしれません)で、過剰医療を含めて、医療水準の低下も招いていると言っても過言では無いと思っております。本当に我が国の総合的な医療レベルは世界基準なんでしょうか?
少し触れましたが、現状が上図の左側の医院は改善をする必要性が出てくる医療制度の仕組みが必要と考えます。それは、まずは私たち患者の声を拾い上げて頂くシステム構築です。これはここまできたら、行政の主導でなければできない部分があるのかなぁ~?と思っていますが、そこまでしなくても、生業として、プロとして医業をされているのですから、経営者の良心として今一度 向上心を奮い立たせていただき、まずは自分の病院が患者さんの意識レベル・評価として、どの位置にあるのかを知っていただくというところから始めて頂きたいと思います。今後の世界は地位財から非地位財への価値観のシフトが始まっています。地位財優先主義は医療の仕組みとして出来上がっているのですから、積極的なその欲望追及は立ち止まっていただき、医療提供者も患者も 共に幸せに暮らしていける社会になる事が一番良いと思いませんか?
最後に、こういう経験をしました。・・・約15年前の歯科医での手術に対して、私が加入してる民間の保険が適用されると、たまたま保険担当者との会話の中で知り、今は行っていないのですが当時のクリニックに診断書の発行を求めました。了承を頂き発行をされまして保険会社へ提出しました。驚くべき事実が判明しました。当時、説明を受けた手術に加えて同程度の手術がプラスされていました。勿論この手術はしていません。これ、詐欺ですよね。それと、違う科での受診時に会計を終わらせ、たまたま明細を注意深く確認すると、やってもいない診療(リハビリ)が加算されていまして、内容を確認すると病院側のミスが判明しました。そういう事が『普通』に行われているとは思いたくないですが、再度申します・・・地位財(お金)を「分からないから良いだろう!」と、詐欺までして追うのはもう止めてもらいたいと思います。