● 年少人口は現在の約55%に、生産年齢人口は4,535万人に
出生数は減少を続け、令和52年には50万人になると推計されている。この減少により、年少人口(0~14歳)は令和35年に1,000万人を割り、令和52年には797万人と、令和4年の約55%になると推計されている。出生数の減少は、生産年齢人口にまで影響を及ぼし、令和14年に6,971万人と7,000万人を割り、令和52年には4,535万人となると推計されている。一方、65歳以上人口の増大により死亡数は令和22年まで増加し、その後減少する。死亡率(人口1,000人当たりの死亡数)は上昇を続け、令和52年には17.5になると推計されている(図1-1-3)。

● 将来の平均寿命は男性85.89年、女性91.94年
我が国の平均寿命は、令和3年現在、男性81.47年、女性87.57年と、前年に比べて男性は0.09年、女性は0.14年下回った。しかし、今後、男女とも平均寿命は延びて、令和52年には、男性85.89年、女性91.94年となり、女性は90年を超えると見込まれている(図1-1-4)。


● 我が国は世界で最も高い高齢化率である
先進諸国の高齢化率を比較して見ると、我が国は昭和55(1980)年代までは下位、平成2(1990)年代にはほぼ中位であったが、平成17(2005)年には最も高い水準となり、今後も高水準が続くと見込まれている(図1-1-6)

この状況は何を語っているのでしょうか?日本は特出しているとはいえ、全世界的に高齢化が進んでいる現状をシフトするには、地球上の人々の『生きる価値観』を考える必要性が求められていると思います。「0年先、30年先は私はいないからどうでもいいや!」ではなく、将来を生きてもらう人達が希望を持って人生を送れる社会を、今生きている私達が少しでも考え、そして、少しでも行動に移すべきと思います。