オートファジー/がん/ルビコン/相関・因果関係 ひとめで分かる 『図』作ってみた!

色々と応援してもらい、「こういうことだ」作成してみました。あくまでも、自分仕様なので「これ おかしいやないか!」とか、もしあればご自分でお調べください。とにかく、相関関係・因果関係に結びつけてみました笑。

① まずオートファジーとは何か(超要点)

おさらいです。オートファジーは、
細胞の中のゴミや壊れた部品を分解・再利用する「細胞の掃除・点検システム」です。

この仕組みがあることで、

  • 異常なタンパク質
  • 壊れたミトコンドリア
  • 不要になった細胞部品

がたまらず、細胞は健康を保てます。


② がん「発症初期」とオートファジー:因果関係に近い側面

ここは比較的はっきりしています。

オートファジーが低下すると、がんが起こりやすくなる→ これは「因果関係がある」と言ってよい部分です。

理由はシンプルで、

  • 細胞内のゴミがたまる
  • DNA損傷が修復されにくくなる
  • 異常細胞が排除されにくくなる

結果として、がんの“芽”が生き残りやすくなる

実際、

  • オートファジー関連遺伝子が壊れると、がんが増える
  • 老化とともにオートファジーが落ち、がんリスクが上がる

こうした実験・疫学データがあります。

👉 この段階では

オートファジー低下 → がん発症リスク上昇
という「因果性」がかなり強い。


③ ところが、がんができてからは話が逆転する

ここがややこしいところです。

がん細胞は、オートファジーを“利用”することがあります。

がん細胞は、

  • 栄養が少ない
  • 酸素が足りない
  • 免疫や治療に攻撃される

という過酷な環境に置かれています。

そこでオートファジーを使って、

  • 自分の部品を分解してエネルギーにする
  • ダメージを受けても生き延びる

つまり、

がんが進行した状態では
オートファジーは「がん細胞の生存戦略」になる場合がある

この段階では、

  • オートファジーが高いがんほど治療抵抗性が強い
    といった相関関係が観察されます。

④ まとめると(ここが一番大事)

オートファジーとがんの関係は、時期で役割が変わるのです。

段階関係性
がん発症前・初期オートファジー低下 → がんが起こりやすい(因果に近い)
がん進行後オートファジー活性 ↑ ↔ がんの生存・治療抵抗(相関が中心)

ですから、

  • 「オートファジーを高めれば必ずがん予防になる」
  • 「オートファジーはがんを助長する」

どちらも半分正しく、半分間違いです。


⑤ 「相関と因果を混同する危うさ」と主張してます。

オートファジーは

  • 善でも悪でもなく
  • 状況によって役割が変わる

「生き延びるための基本装置」に過ぎない。という事なんですね。

だからこそ、

生命現象を一方向の物語にしてしまうと、必ずどこかで歪む

医療にとらわれず、社会現象においてもこの点を理解しているかどうかで、私達の「間違わない判断」につながるのではないでしょうか。

相関関係と因果関係に ご注意してください。様々な判断基準も同様だと思います。