
「成功」とは何か?という問いには、人それぞれの価値観が反映されるので、一概に「こうだ」と言い切るのは難しいです。むしろ、その人の晩年に「私の人生は成功した!」とか、思う人っていてるのでしょうか?疑問ですが、そんな事を思いつつ、それって愚問だろう!とも感じながら、人生の晩年に近くなった小生が考えてみたいと思います。ばかばかしいと思わず、まぁ~お付き合いください。
あなたにとって「成功」とは何ですか?と聞かれたら、とりあえず「成功=自己の望む状態に到達すること」と答えるでしょう。しかし、そもそも私たちは自分の望む到達点を具体的に考えているのでしょうか?(あるいは、考えていたのでしょうか?)さらに言えば、その到達点は人生のさまざまな場面で変化するものではないでしょうか?そう考えると、成功とは単なる到達点ではなく、そこに至るまでのプロセスも含めて満足できているかが重要なのでは、と思えてきます。むしろ、その過程こそが本当に大切なのかもしれません。
例えば、極端な例を挙げますと、生活保護を受給している人でも、「今の生活に満足している」「自分なりの生きがいや役割を見つけている」のであれば、それはひとつの成功の形でしょう。逆に、経済的に豊かでも「もっと上を目指さなければ」というプレッシャーに苦しんでいるなら、それは必ずしも成功とは言えないかもしれません。
ここからは、思いつくまま書かせて頂きます。 ライフ・トレーシング・マップ®

成功とは何か?幸せとは何か?これらの問いは、恐らくですが、人類が古くから抱えてきた根源的なテーマであるでしょう。しかし、これに対する明確な答えはなく、人それぞれの価値観や状況によって定義が変わる。、、特に現代においては、成功の概念が多様化し、もはや「こうでなければならない」という固定観念が通用しなくなっている。ここでは、成功と幸せの関係について考察し、それぞれがどのように結びつくのかを探っていきたいと思います。
成功の定義とその多様性
従来の成功のイメージは、社会的地位や経済的な豊かさと結びつけられることが多かったです。例えば、大企業の経営者や有名人、高収入の職業に就くことが成功の象徴とされることがありました。しかし、それはあくまで一つの見方にすぎなくて、最近では、成功の定義が多様化し、個々人の価値観によって異なる形を取るようになっています。
例えば、ある人にとっては、自分の好きなことをして生計を立てられることが成功といえる。また、家庭を大切にし、家族と穏やかな生活を送ることを成功と考える人もいる。さらには、社会に貢献し、自分の行動が他者の役に立つことに喜びを見出す人もいるだろう。つまり、成功とは単なる物質的な達成ではなく、「自分が納得できる状態に到達すること」と捉えるのが適切ではないだろうか。

幸せとは何か?
一方で、幸せの定義もまた非常に曖昧である。心理学的には、幸せは「主観的幸福感(Subjective Well-being)」として研究されており、これは自己評価によって決まるものである。つまり、外部からどれだけ「成功している」と見られても、本人が幸福感を抱いていなければ、それは本当の意味での成功とは言えない。
興味深いことに、経済的な豊かさと幸福度の関係についての研究では、一定以上の収入を超えると、収入が増えても幸福度はあまり向上しないことが示されている。これは、物質的な充足がある程度のレベルを超えると、幸せを決定する要因が金銭的なものだけではなくなることを意味している。

また、幸せには「長期的な満足感」と「短期的な喜び」の両方が含まれる。例えば、美味しい食事をすることで一時的な幸せを感じることはできるが、それが人生全体の幸福につながるわけではない。一方で、自己実現や人間関係の充実などは、長期的な幸福感をもたらす要因となる。
成功と幸せの関係
成功と幸せは必ずしも一致するものではない。むしろ、社会的に見て成功しているとされる人が、必ずしも幸せであるとは限らない。多くの成功者が、プレッシャーやストレスに苛まれ、精神的な負担を抱えていることも少なくない。一方で、特定の社会的成功を求めず、自分にとって満足できる生活を送っている人は、幸福度が高いこともある。
ここで重要なのは、「成功をどのように定義するか」が幸せに大きく影響を与えるという点だ。もし成功を「社会的評価」や「収入の多さ」のみで測ると、それに到達できなかった場合、不満が生じる。一方で、「自分なりの充実した人生を送ること」を成功と定義すれば、より幸福な人生を送ることができる可能性が高まる。
また、成功を追求する過程で、自分の本当に大切にしたいものを見失うことがある。例えば、キャリアの成功を追い求めるあまり、家族との時間を犠牲にしてしまうと、後になって「何のために頑張っていたのか」と疑問を感じることもある。成功と幸せのバランスを取ることが重要であり、それには「自分にとっての価値」を明確にすることが求められる。

まとめ
成功と幸せは、必ずしもイコールではないが、密接に関係している。重要なのは、他人の価値観に振り回されるのではなく、「自分にとっての成功とは何か」「何が自分を幸せにするのか」を明確にすることである。その上で、自分にとっての成功を追求しながら、それが幸せにつながるような生き方を選択することが、充実した人生を送るための鍵となるのではないだろうか。
成功としあわせについて、私なりに思考を巡らせながら、少し勉強もしまして「そういう事でしょうな」というところまできました。次に、このテーマに「努力」を混ぜてみます。努力する事と(努力しないことと)成功と幸せという、何やらややこしい感じがしますが、少し疲れましたので、次回にします。
