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さらに

視覚障害をお持ちの方々には切実な問題であり、生命の危険にも及ぶ問題であります。そして、この点字ブロックにはさらなる盲点があります。下肢障害、体感機能障害(ちなみに投稿者が該当します)をお持ちの方々にとって転倒のリスクが、そこに潜んでいるのです。

体感機能障害の症状は様々で、たとえば私の場合は ある病気で神経系統に麻痺が出ていまして、通年で歩行時の『足先のつまづき』『靴裏のつまづき』が起こります。『足先のつまづき』は、読んで字のごとく微妙な段差のつまづきで、上図の2~3ミリの段差で、気を許すとつまづいてしまいます。『靴裏のつまづき』は、点字ブロックの凸面に靴の裏が擦って、つまづくという現象です。つまり、頭からの指令が出て歩いてはいるのですが、足の上りが鈍くて地上すれすれを靴裏が通過しているようです。膝の曲がりが鈍いと言うのでしょうか、そういう状態です。

バリアフリーな社会を構築する上で、在来的にあるシステムのリデザインは必要不可欠と思っております。近い将来ロボット白杖の様な、もしくはさらに進化したリデザイン化されたアイテムの出現が、本当の意味でのやさしい社会となっていくツールに、なっていくのではないでしょうか。