組織や団体内で物事を決める時に「全員で話し合って無難な方向を導こう!」とか、「企業として 成し遂げるのは少し確率が低いが チャレンジするのも成長の方法かも?」・・・その類の事は 組織・団体として時々出くわすと思います。その時にバイアスがかかるのが『集団極化現象』なんですが、集団極化とは集団内での議論やコミュニケーションの結果、集団全体の意見や態度がより極端になる現象を指すのですが、

ある事を、個人的には「ちょっと この方法は 思う方向に向かう確率が低いし、、でも、やっても良いのかな~?」と思いつつ、集団で話し合うと、同様な考えの人達が多いと「確率は低いが、ここはこの方法で絶対チャレンジすべき!」という結論になりやすい、、つまり よりリスキーなものになりやすくなる。そのようなシーンって、ありますよね?その逆もあって、結論が より安全な方向にいってしまう。『リスキー・シフト』『コーシャス・シフト』と呼ばれています。個人と比べて集団での意思決定が偏る事・・これが『集団極化』現象です。

こういう現象が起こりやすいという事を理解しながら、物事の議論に臨むことが理想なのですが、どうしても避けがたいのが現実なんでしょ。ただ、この現象を知っているか?知らないか?では、議論の展開が違ってくると思いますし、幅が拡がった結論を導く事も可能になると思いますので、必要な知識かと、、思います。

『集団極化現象』が起こる原因はいくつか考えられますが、次回という事で。。