「自己奉仕的なスキーマー」は、人々が他の人々や組織に対して奉仕的であるかのように振る舞いながら、実際には自己中心的な利益を追求する人々を指す言葉で、以下に、詳細な説明をしてみます。
自己中心的な振る舞い
他人に対して奉仕的であるように見せかけることが多いが、実際には自分の利益を最優先に考えて行動します。彼らは他人に対して親切や協力的なふりをすることがありますが、その目的は自分の成功や快適さを追求することにあります。
欺瞞とマニピュレーション(ごまかし)
他人を欺き、操作することに長けています。彼らは他人の信頼を勝ち取り、それを利用して自分の目的(欲望)を達成しようとします。このため、信頼性のある印象を与えることがありますが、その裏で隠れた意図が存在します。
他人の感情やニーズへの無感覚
他人の感情やニーズに対して無関心であり、彼らの奉仕的な行動はしばしば表面的で空虚です。他人の感情を無視し、自分の欲望や要求を優先する傾向があります。
社会的な関係の悪化
周囲の人々との関係に悪影響を及ぼすことがあります。彼らの欺瞞的な行動や自己中心的な態度が、信頼を失い、人々との関係を悪化させる原因となります。
自己評価の高さ
自己評価が高いことが一般的です。彼らは自分の行動を正当化し、他人を利用することを容認することが多いため、自分を非難しづらく、反省しにくい傾向があります。
自己奉仕のスキーマーの行動はしばしば社会的に受け入れがたいものとされ、他人との信頼を築くことが難しいことが多いです。また、彼ら自身も孤立感や対人関係の問題に直面することがあります。その為、節操のない行動や発言に走るケースを自ら引き起こします。
凄い極端な例を書きましたが、この類の人間はどのような組織にも存在するかと思います。大きな組織になればなるほど、その存在が顕著になると思います。最も悲惨な状況は、その事が表面化しているにもかかわらず、本人の自覚が無いという事なんですよね。勿論、前述しましたが自らの非難や反省も多くの場合はありません。欲が理性を抑え込んでいるとでも言いますか、、。
特に、組織のリノベーション時や発言力(自己で考えた意見)のある方の少ない組織、同様に行動力が乏しい組織などへ、計画的に介入する手法は戦後の日本の政治を振り返れば自明の事ですよね。そのスモール版も、ここかしこに存在しているのは事実です。ですので、だからこそ、そのような地位財への飽くなき欲望から非地位財へのシフトが必要であり、その風は既に吹いているのです。ウェルビーイングをライフデザインに取り入れたり、利他的な生活を送るとか、様々なスタイルが提唱されています。
今一度、各々が考えるべき時と、私は思っております。