
皆様こんにちは。
い~ち・あざーネットワーク、大阪コムラード会長の鈴木 繁でございます。
私達「い~ち・あざーネットワーク」は、単なる患者支援団体にとどまらず、“人と人との関係性そのもの”に働きかけることを軸にした、社会活動体であり、難病や障がいといったテーマを出発点にしながらも、その本質は「孤立の解消」と「つながりの再構築」にあります。
特徴的なのは、「支援する側・される側」という一方向の関係に閉じない点です。多くの支援活動はどうしても“与える/与えられる”の構図になりがちですが、い~ち・あざーネットワークは、関わるすべての人が何らかの形で役割を持ち、互いに影響を与え合う「循環型の関係性」を重視しています。この考え方は、いわゆる互恵性や利他性をベースにしながらも、無理のない自然なかたちで社会に実装しようとする試みだと言えます。
これからの活動

「知り添う対話」というコンセプトを非常に重要な柱にしております。ただ情報を伝えるのではなく、相手の背景や感情に寄り添いながら理解を深めていく対話を重視することで、医療現場におけるコミュニケーションの質の向上や、当事者の心理的負担の軽減にもつながる可能性を持っています。これは、現代社会において不足しがちな“関係の質”そのものにアプローチする取り組みです。それを可視化するためのツールであります、『ライフ・トレーシング・マップ®』の普及にも力を注いでおります。
さらに、活動の射程は医療や福祉の枠にとどまらず、「社会との接点をどうつくるか」という広いテーマに及んでいます。構想されている「Terminal Station for Connecting with Society」は象徴的で、多様な人が自然に交わり、結果として誰かの役に立っているという実感を持てる場を目指しています。ここには、“役に立つ喜び”と“つながりの実感”を同時に生み出す設計思想が感じられます。
い~ち・あざーネットワークは、「人は誰かと関わることで回復し、前に進める」という前提に立ち、その関係性を丁寧にデザインしようとしている団体です。目に見える支援だけでなく、“関係の質”という見えにくい領域に挑んでいる点に、私達の活動の独自性と大きな価値があると考えています。