上図の様に『金融資産を積み上げても幸せの実感には限界がある』というデーターがあります。これは2021年のデーターですが、直近(2023年3月実施)のデーターも多少数字は違いますが、曲線形状の変化はありません。資産がない人の5.6点から3.000万~5.000万の資産を持つ人で6.9点と(直近データーは資産ゼロ4.9点、3.000~5.000万6.6点)、金融資産が増えるにつれて幸福度も上昇しているように見えますが、金融資産が増えるにつれて上昇度合いは縮小しているのが見て取れます。500万~700万円ぐらいからは頭打ちになっています。つまり、金融資産を持てば持つほど幸福度が上昇するのではない事を意味しています。皆様はどうでしょうか?

そして、幸福度と年収との関係は上図のようになっています(2019年、内閣府のデーターも概ね同様の曲線)。年収700~800万円ぐらいからの『幸福度』ほ、ほぼ横ばいなのです。


一方、幸福度からみてみますと、上図の様に日本とアメリカではこの様なデーターになっています。これはあくまでも2国間のデーターですし、国民性もあったりするので比較対象にはならないのかもしれません。とは言え、少し極端とは思いますが、、何らかの『差』は感じますよね。

日本においては、金融資産をいくら持っても幸せを感じる限度がありますし、年収が増えても同様に限度があります。加えて、年齢が増すにつれて幸福度が65歳ぐらいまでは下がり続けるという現実があります。1-3-5図の状況は一体どういう事を示唆しているのでしょうか?

我が国では少子化が急激に進んでおりますし、都市部への人口一極集中化も進んでいます。この事は国民の意識の変化もあるとは思いますが、1985年あたりからの国の無策が主導した結果と私は思っております。とはいえ、日本国民として生きている限り『しあわせ』な日常を求めるのは当然の事であり、憲法にもうたわれていますが、権利として有しております。今、このような時代だからこそ『しあわせ』を意識した生活を取り戻すべきと感じています。