私はこれまで花粉症とは無縁だと思っていましたし、実際に症状もありませんでした。ところが、今年の2月末、黄砂の影響を受けたのをきっかけに、どうやら“デビュー”してしまったようです。と言いますか、もしかすると今も黄砂の影響を受けている最中なのかもしれません。ドクターもはっきりとは分からないようです。

自己免疫性疾患やアレルギーがあるため、何が原因でどんな症状が出るのか分からないのが正直怖いです。ひとまず花粉症の薬を服用していますが、半日外出するだけでクタクタになってしまいます。

思い返すと、昨年の秋ごろから異変がありました。ゴルフのラウンド中に突然襲ってきた強烈な疲労感。そのホールは何とか我慢しましたが、次のホールの第2打がどうしても打てず、人生で初めてマスター室に連絡して迎えに来てもらうことになりました。一人でクラブハウスに戻ると、「救急車を呼びますか?」「意識はありますか?」と大騒ぎ。しかし、すべてを断ってロッカー室で座っていると、30分ほどで回復しました。あれが何だったのか、いまだに分かりません。9月の出来事です。

次に、11月のラウンドでも疲労感はありましたが、なんとか全ホール回れました。ただ、一昨年とは明らかに体力の状態が違っていて、「これは加齢かな?」と単純に考えていました。鬼のように栄養剤を飲んでいたのが効いたのかどうかも分かりません。

そして今年。問題の黄砂です。3月25日、その日は朝から「黄砂に注意、外出は控えてください」とテレビで報道されていましたが、所用があり終日外出。帰宅後に微熱(37度程度)とのどの痛みが徐々に現れ、夜になると激しい痛みと連続したくしゃみ。マスクはしていましたが、喉の痛みでよく眠れず(4〜5時間ほど)。翌朝4時ごろに起床。ゴルフの日だったのですが、なぜか意外とすっきりしていて、喉の痛みも嘘のように引いていました。不思議なことです。

ラウンドはなんとか回れたものの、疲労困憊。夜には38度の発熱。全身倦怠感で泥のように眠りました。翌日は一日中ふらふらと休養。少しずつ回復傾向にあり、「原因は花粉なのか?」と考えるようになりました。夜には通常通り眠れ、翌朝には完全に回復。不思議な症状に、花粉症についてネットで調べてみたところ、発熱や倦怠感も症状の一つとして挙げられていました。

最近では、半日外出しただけで鼻声になり、倦怠感に襲われます。花粉や黄砂を外的な侵入物とみなして、自己免疫が反応しているのではないか?微熱もあるし……そんなふうに思っています。

本日、病院を受診したところ、「花粉症と発熱は別のものであり、花粉症によって発熱することはありません。倦怠感も関係ありません」との見解でした。一応、花粉症の薬は服用する予定ですが、今後どうなるかは分かりません。

花粉や黄砂に対する反応は人それぞれ違うと思うのです。異物が体内に侵入したとき、体がどう反応するかは、今もなお解明されていない部分が多いのではないでしょうか。毎月行っている血液検査では、クレアチニン値(腎臓ドナー提供の影響)は悪いものの、他の数値はすべて正常で、血圧も120-65程度です。

今回のような花粉症や黄砂の影響を見ても、人によって体の反応は様々であることがよく分かります。ドクターもすべての人の症状を完全に理解できるわけではなく、本当に難しい問題だと感じます。

皆さんも、似たような経験はありませんか?